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腹膜透析患者の腹部ヘルニア合併と予後の検討

青木竜弥、井尾浩章、中田純一郎、濱田千江子、堀越哲、富野康日己
順天堂大学腎臓内科

【背景】

腹部ヘルニアは、腹膜透析(PD)患者の重大な合併症であり、PD継続を困難にする原因でもある。

【目的】

PD患者の腹部ヘルニア合併の予後を調査した。

【対象と方法】

2003年1月~2012年12月までに順天堂大学附属順天堂医院腎・高血圧内科でPD導入した患者79例を後ろ向きに調査した。

【結果】

腹部ヘルニアを発症した8例(10.1%:鼠径ヘルニア7例、横隔膜ヘルニア1例)全例が男性で、基礎疾患はIgA腎症が3例(ステロイド治療歴2例)、腎硬化症が1例、巣状糸球体硬化症が1例、不明が3例であった。腹部ヘルニア発症時の年齢は48±16.6歳であり、PD歴(発症時)は16±13.5ヵ月であった。PD処方は4例がCAPD、4例がAPDであり、貯留液量は1837±232.6mlであった。全例でヘルニア閉鎖術を施行した。鼠径ヘルニアでは7例がメッシュを用いたヘルニア根治術であった。横隔膜ヘルニアでは1例で胸腔鏡下修復術を行った。全例が術後にPDの再開が可能となり、鼠径ヘルニア7例で経過観察中再発を認めていないが、横隔膜ヘルニア症例では術後1ヵ月後に横隔膜交通症を合併した。

【考察】

PD患者において腹部ヘルニアの合併はPD導入2年以内に多く、ステロイド治療歴は注意する必要があると思われた。腹部ヘルニアに対して適切な治療を行うことでPD継続は可能であると考えられる。

論文・研究実績一覧

2014年 The 14th Asian Pacific Congress of Nephrology (APCN)
Clinical analysis of abdominal hernia in peritoneal dialysis patients
2013年 日本腹膜透析学会
腹膜透析患者の腹部ヘルニア合併と予後の検討
2010年 The 10th Asian Pacific Congress of Nephrology (APCN)
Identification of quantitative trait loci for diabetic nephropathy in KK-Ay/Ta mice
2009年 American Society of Nephrology(ASN)
Identification of quantitative trait loci for diabetic nephropathy in KK-Ay/Ta mice
2009年 第52回日本腎臓学会
2型糖尿病腎症モデルマウスを用いた腎症疾患感受性遺伝子座の検討
2008年 第20回糖尿病性腎症研究会
2型糖尿病腎症モデルマウスを用いた腎症疾患感受性遺伝子座の検討(第2報)
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