長時間透析について | 夜間透析と透析 東京都北区の田端駅前クリニック

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長時間透析について

2017/07/24 より良い透析 LIFEのために長時間透析専用の診療を始めました。

これまで一般的とされてきた「週3回」「4時間」「血流量200ml/min」の透析条件では、健常者の半分の余命しか生きられず、10年生存率も40%程度と低く、合併症の発症率も高く、不十分であることがわかって来ました。(表1:透析時間と生命予後に対する危険率)

【表1:透析時間と生命予後に対する危険率】

透析時間と生命予後に対する危険率

透析時間4時間を1として、4時間未満の相対危険率と、4時間以上の相対危険率を比較すると、4時間以上のほうが倍以上死亡する危険が低いことがお分かり頂けると思います。
Oasisでは、透析患者さんにもしっかり食べてしっかり働いて頂き、元気で長生きしてもらいたいと考え、希望される患者さんには長時間透析を提供させて頂いています。
5時間透析、6時間透析でも行なっておりますので、希望される患者様はスタッフまでお申し出ください。

また、少しでも透析効率を上げるために、Oasisでは可能な限り血流量を上げています。
(表2:日本での血液流量と生命予後)

【表2:日本での血液流量と生命予後】

日本での血液流量と生命予後

これまで長い間、日本の透析は血流量を200とするのが標準という風潮がありましたが、血流量を250、300、350と上げるにつれてさまざまな毒素やリンなどの抜けが良くなり、お食事の制限を緩くすることが可能です。
(透析時間を同じくして血流量200と300で比較すると、リンの除去量は1.4倍も違うとも言われています。)

長時間・高血流透析をすると・・・

1. お食事、水分の制限が緩やかになります。
長い時間をかけて溜まった毒素や水分を除去できるので、リンやカリウム、クレアチニンなどの除去量が飛躍的に上がり、また、長時間透析なら除水量も多く引けるので、塩分・水分の制限が緩やかになり、家族と同じものを食べたり、職場の人と外食したりする楽しみが失われません。
2. 体が軽く、スッキリして、痒みやだるさ等の不快な症状が無くなります。
長時間透析をすると、体のすみずみの毒素がまんべんなく除去でき、短い時間では除去が難しい物質も除去することが可能になるので、体のかゆみや足のムズムズ、だるさ、頭がボーっとするなどの透析患者さん特有の不快な症状は殆どの方が感じなくなります。
3. 将来の合併症の出現を遅らせることができます。
透析患者である以上。長く透析をしていると血管の石灰化や関節痛などの辛い合併症から逃れることは難しい状態にありますが、それらの出現をなるべく遅らせて、元気で生活できる時間が長くなります。
4. 内服薬の種類が減ります。
食事の後に大量のお薬を服用して、薬でお腹いっぱいになってしまうような方も少なくないと思いますが、長時間透析をすると、リンの吸着材や、血圧を下げる降圧剤、カリウムを下げる薬などが不要になる方が多くいらっしゃいます。また、透析後に打つ貧血の注射(ESA製剤)も不要となる方が多くいらっしゃいます。(これは、食事を沢山食べられるようになり栄養状態が改善したり、尿毒症物質の体内濃度が低くなるからだと言われています。)
5. 死亡するリスクを減らすことができます。
透析時間4から4.5時間で比較すると、
3.5時間未満では死亡率が3倍に増加。
4時間未満では死亡率が1.3倍に増加。
4.5時間以上では死亡率が0.8倍に減少します。

Oasisでは、透析患者の皆さまに「しっかり食べてしっかり透析」を実践すべく、長時間、高血流の透析を行なっています。
4時間透析ではご不安な方、長時間透析に興味のある方、お問合せをお待ちしております。

2017/07/24 より良い透析 LIFEのために長時間透析専用の診療を始めました。

 
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