田端駅前クリニックスタッフのブログ

Category Archives: 透析医療とリーダーシップ

組織のハーモニーを高めるコツとは?

引き続き、たまらんうまいは、焼きナスは!

またまたナスの話で恐縮だが、私は大のナス好きである。

漬物、焼き物、油との相性も抜群だし、和風にもイタリアンにもあう。

料理は、様々な素材のハーモニーだ。どんなに高級な素材も組み合わせがまずければ台無しである。

焼きナスには、ポン酢(願わくはすだちがよい)におろししょうが、そして削り節だ。ゆらゆらとゆれている削り節をなすを覆うようにしてはしでつまみ口に入れる。ほのかに甘い茄子の肉汁としょうがの刺激が口のなかで混ざり合う。ああ、至福の時!

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日本酒をちびりちびりやっても、ビールをぐびぐびとやっても、これがまたよく合うのである。

料理は素材同士の関係、調味料、調理方法等で絶妙なハーモニーが生まれる。

よくよく考えると、組織においても「この考え方は当てはまるのでは?」と思う。

「いや、いや何言ってるの料理と組織は全くの別物だろ!」とツッコミ覚悟で話を進めたい。トク・トク・トク・・

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働きアリの2割が実はサボっているという事実!!

組織論では、仕事のできない人(しない人?)をどう処遇するかが問題になる。2対8、2対6対2の法則などと言われ、2割はポジティブだが、同じように2割がネガティブ、残りの6割は中間層でいずれかに引っ張られる。勢い仕事をしない2割の人は排除したくなる。

蟻の社会も同じだそうで、働きアリの中にも2割は働かない怠け者がいるそうだ。そして、その怠け者を取り除いてもまたあらたな2割の怠け者が発生するといわれている。排除を続けていったら誰もいなくなったという顛末になってしまう。

著者によると、しんどくなったら怠けられるということがコロニーの安定に必要なのだそうだ。

蟻たちに

あいつらはけしからんとか、働いてばかりでああ~しんどとか、わてらばっかりやってられまへんな~

といった感情や意識があるとは思えないので、自然の摂理とはなかなか奥深い。

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組織のハーモニー

では、2割は怠け者のままでどうしようもないのか?

ある中小企業の社長さんは、中小企業に優秀な人材が来ないとなげいてもしょうがない、とおっしゃっている。

そして障害のある人を積極的に採用する。みんなが一生懸命面倒をみてチームワークが良くなるからだといっている。人を分類するのではなく、どのようなチーム・組み合わせの時にパフォーマンスが上がるのか、それを見極めよといっている。

高級食材はそれだけで十分おいしいものだが、高級食材を組み合わせてもおいしい料理になるとはかぎらない。焼きナスに高級食材はないが・・至福の料理である。

そして、焼きナスのてっぺんには一つまみのおろしショウガが自慢げな顔をしてのっかっているではないか

どのような組み合わせにすれば、みんなが輝けるのか、そして良い成果をだせるのか?

当透析クリニックは、小さな組織でありネガティブな2割は存在しないことを願うが、チームワークは重要である。

そういえば、一般的には若い人はナスが嫌いという人が多いようであるが、新人ながら「なすび」が大の好物(好きなもののベスト3に入るらしい。。。)という変わったスタッフがいる。

※ちなみにこの新人、なすに次いで好きなモノの2位がホタルイカ、3位が。。。ホットドック(笑)

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このスタッフはどこか奥が深く・・時々鋭い輝きを発するのである。仙人力ではとても太刀打ちできない。

リーダーになるひと、名前だけリーダーのひと

何処にいても、誰といても、たとえ自分一人だったとしてもリーダーシップは重要です。私たちは自分のリーダーだからです。

四人の人の物語

 

みなでやらなければならない

重要な仕事があった

誰かがきっとやるだろう

と皆が思った。

誰でもやることができただろうに、

だれもやらなかった。

皆の仕事なのに

と誰かが腹を立てた。

誰でもやれることだと

皆が思った。

しかし、誰もやらないだろうとは、

誰も気づかなかった。

誰かに頼んだ人は

誰もいなかったのに、

最後にはみなが誰かのせいにした。

(引用:新将命「経営の処方箋」)

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程度の差こそあれ、よくある話だと思いませんか?あなたの組織ではどうでしょうか?

誰かのせいにしていませんか?

同僚のせい?

上司のせい?

組織のせい?

患者さんのせい?

 

その原因は何でしょうか?

残念ながら、どのような言い訳をしてもその責任はリーダーにあると言わざるを得ません。

 

自分を蚊帳(かや)の外に置く至福

 

でも、ここだけの話、人のせいにすると楽でいいですよね。

「だって私は関係ないもーん」「私は悪くない」「上司が悪い」「部下の能力がない」「組織が悪い」と理由をつけて涼しい顔をしていられますから。

いやはや、不謹慎な話ですが。

 

しかし、逃げ回っているうちに最終的には付けが回ってくることになり、楽した分だけ損をするのですけどね。

 

そして、人に依存し責任を取ろうとしない人は、そのうちに誰からも当てにされなくなり、それこそ組織の蚊帳(かや)の外です。

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さて、話を元に戻すと各部門のリーダーが、部下に対して率先垂範し主体的な行動をとっていれば自ずとこのような事にはならないでしょう。

 

私たちのクリニックではいつも参考にしている本があります。「7つの習慣」です。

その中の「第一の習慣 主体的である」という項目があります。

著者のコヴィー博士は、仕事でも人生においても、よりよい結果をえるためには、最初に主体的に行動することが必要と指摘しています。

確かに職員一人一人が主体性を発揮すればこのような事態は避けられるでしょう。

しかし、言うのは易し、本質的に組織に根付かせるのは根気がいることです。

 

本当に大事な事は実行されないという事実

 

組織の変革は一朝一夕にはできません。

それは、透析施設でも同じです。

 

先ほども言いましたが、根気のいることですから、どうしても後回しになってしまいます。

人は目の前にある仕事、急いでいる仕事を優先してしまいます。

日常の忙しさにかまけているうちに

だんだんと忘れてしまいます。

本当に大事なことを忘れ去ってしまいます。

放置してしまいます。

本当に大事なことが放ったらかしになってしまいます。

 

各部門のリーダーが後回しにし、わかってはいるものの誰かがやるだとうと思ってしまいます。

 

だから行動が起きません。

 

行動が起きないので、何も変化が起きません。

 

その結果、1月前、半年前と何も変わりません。

 

そして、ある時、変化が起きていないことに気がつきます。

 

その理由を探し始め、リーダーは他のリーダーのせいにしはじめます。

 

アレレ!これどこかで聞いた話し!

そう先ほどの「四人の人の物語」

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ウーん、ここに「わかっちゃいるけど出来ない」といったパラドックスの構造があります。

ああ、リーダーシップとはかくも難しく、忍耐が必要なものです。

 

少なくても、第一の習慣だけでも忘れないようにしたいものです。