田端駅前クリニックスタッフのブログ

世界は夜つくられる

今日は、丹沢登山で、ホウホウの程となったお話しである。

丹沢山系へ

5月10日午前4:00 不思議とスカッと目が覚めた。天気も上々、さすが関東、この時間でもう外は明るい。

5時前に山手線に乗って、小田急で丹沢山系の麓、新松田駅へ。リュックを背負った登山客が一斉に下車し、駅の階段を上っていく。駅前の狭いロータリーにはすでに行列が。

2台の路線バスに登山客が詰め込まれる。バス会社のかかり員も慣れたもので手際がよい。

ここからバスにのって登山口まで1時間以上の行程である。やれやれ

一抹の不安・・

5月になって日が長くなってきたので、丹沢主脈走破に挑戦である。1月末に奥多摩・雲取山に登って以来なので、足腰が心もとなく、一抹の不安はあるが・・

バスは夜8時台まであるし、ヘッドランプも装備しているのでなんとかなるか

ということで、9:00より檜洞丸へ登り始める。空気は澄んでいて登山日和だ。ゴーゴーという沢の音、鳥のさえずり、気分は上々である。ゆっくり自然を満喫しながらといきたいところだが、標準コースタイム11時間なので、普通に歩いても日没である。うかうかしておれず、ペースを上げて歩く。

絶景富士山

登り始めて約2時間、富士山が良く見える。

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いつも比較的好天(予報では晴れ)の日を選んで登山をしているが、奥多摩や丹沢から富士山が望めるチャンスはそれでも少ない。ラッキー

檜洞丸山頂で30分ほど休憩をし、これから縦走である。せっかく稼いだ高度であるが、一気に尾根を下っていく。

これから先を目指す人はごくわずかのようだ。

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丹沢最高峰蛭が岳

アップダウンを繰り返し(約3時間の行程)、丹沢山系最高峰の蛭が岳頂上へは、400mの急な登りが待っている。

丹沢山系最高峰で山頂での眺望も素晴らしいというのになんという不名誉な名前でしょう。

確かに丹沢には蛭が多いらしく、夏になると登山口には蛭対策の塩が置いていあるし、実際蛭につかれたこともある。

丹沢山より百名山にふさわしいと思うのだが・・。名前が悪いのではないか

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*3月 蛭が岳山頂から富士山を望む

ところがである。すでに檜洞丸を下る段階で、膝の裏の筋肉が釣りだした。これはまずい。登りは問題ないのだが、時間を稼ぐべき下りに時間がかかってしまう。引き返すにも追う遅い、ここまでくれば前に進むしか手はなさそうだ。

蛭が岳、丹沢山を経て、塔の岳にたどり着いたのは、すでに午後5時をまわっている。夕暮れの相模湾を一望する景色はすばらしい。三浦半島もよく見える。

が、これからが大変、足を引きづり約1200mの高度差の大倉尾根をひたすら降りなければならない。

世界は夜つくられる

塔の岳にはまだ若者2人ずれがいたが、さすがにヤングマンである、スタスタと下っていった。標準タイムは2時間半、おちおちしていられない。下手をすると終バスに間に合わない。(もっともタクシーを呼んでも、小田急渋沢までは大した距離ではないが)

仕方がない、こちらは2本のストックを松葉杖のように使いながら、そろりそろりと下っていく。

下りが厳しい。

下山半ばで日もとっぷり暮れてしまい、視界不良。ヘッドランプの登場である。

大倉尾根は道が良く整備されて、何回か通っているので道に迷うことはないが・・・

夜の山中は、全く違う景色である。(というか真っ暗である)

鳥のさえずりは鳴りを潜め、時々フクロウの声が聞こえる。

森のあちこちで命をかけた狩りが繰り広げられているのであろう。

良く見るとヘッドランプの明かりにてらされて、まるで霧雨のように空中を無数の白いものが舞っている。

木々の種や花粉が、種の繁栄のため次なる生き場所をさがして舞っているのだろうか。

昼間にはわからなかったが、山の中の木々の生命活動もにぎやかなものである。

人にはよく見えるはずの昼間には見えないものが見えて来る。

世界(森)は夜つくられる。(もちろん昼間も種は舞っているのであろうが・・)

やれやれ・・

足を引き擦りながらホウホウの程で、大倉バス停にたどり着く。

時計を見ると20:00である。

それでも最終バスにはまにあった。やれやれ

当然だれもいない。

1600mの山頂付近ならわかるが、5月というのに下山をしても風が強く、やけに寒い。

ヒートテックのシャツに着替え、レインウェアを身につけ暖をとる。

バス停のベンチに仰向けに寝転がって空を見上げると一面の星空である。

だから登山は止められない。

大地に身を任せ、みあげる空、清明な森の空気、頂上に登り着いた時の眺めと達成感もよいが、なんといっても下山した時の、やれやれという安堵感と、めちゃうまいビールには何物にも代えがたい快感がある。

ビール乾杯

ネットで膝裏の痛みについて調べると、それは筋力・脚力不足のせいで

足の筋肉を鍛えるか、コースを改めるかすべしとのこと

やれやれ

ということで、本日のキーワードは、世界は夜つくられる

夜間透析は重要ということで・・

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