田端駅前クリニックスタッフのブログ

”帰ってきた酔っ払い”も真っ青、恐るべし尾久銀座

帰ってきた酔っ払い

帰ってきた酔っ払いという、歌をご存知だろうか

半世紀も前に、日本レコード大賞に輝いた(と思うのだが・・)、フォーク・クルセダーズの曲である。

フォーク・クルセダーズは、加藤和彦、はしだのりひこ、北山修の3人によるフォークグループである。

と言っても、もはやフォークグループやフォークソングそのものが死語となっている。

本日のお話は、フーク・クルセダーズとも、「帰ってきた酔っ払い」という歌とも関係がない。ただの酔っ払いである田端仙人が、華やかな東京銀座から帰ってきて、尾久銀座をチャリンコでぶらついていてそのバイタリティに驚いたというお話である。

生物学の法則を地で行く尾久銀座

法則その1 群知能ー集団から生まれる知性

ある日、尾久銀座の空き店舗に出現した八百屋さん

新玉ねぎ、新じゃが、そらまめ・・旬の野菜が無造作に並べられている。共通項は、旬のものであること、恐らくは規格外の物であること、国産であること(輸入コストもかけられないとことか)、そして(安全性はわからないが)やすいということ。(上記の条件からすると当然か)

面白いことに、いつ出現したかはしらないし、仙人の知る限り土曜日限定のようであるが、仙人が確認して1ヶ月後には、人だかりになっていた。

皆さんは、或る日突然、家の中に一糸みだれぬアリの行列が出現しているのを見て、甘い物を放置してしまったことを後悔した経験をお持ちではないだろうか?

アリたちは、自分の巣から餌場まで最も効率的な経路をたどって行進しているらしい。

群れをなす生物は、前の物に従う、隣との距離を一定に保つという行動をとる。

魚群も同じで、特に目的地があるわけでもリーダーがいるわけでもない、らしい。

アリはさらに移動中にその痕跡を示すフェロモンを分泌する。

それは、自分が最短距離の道筋を知っていることを示すような物ではなく、単に痕跡を示すだけである。多くのアリが様々な経路を通ると、時間の経過ととも結果として、最短距離の経路にのこされたフェロモンの濃度が最も高くなり、最短の経路が明らかになる、ということらしい。

もちろん、人も同じである。流行のファッションのよさなどには何の根拠もなく、ただこの性質を利用して売りまくっているだけである。尾久の人たちも忠実にこの法則に従っているのであろう。

しかし、多くの場合は、生存のために有効な原理のようであり、生物学的には群知能と言われている。

ニッカウイスキー「竹鶴」の値上げ報道から、ウイスキーを買うときは自然と「竹鶴」に手が出てしまう仙人行動も同じか。

法則その2 合理的な縄張り行動

尾久銀座にはアーケードはない。

地方の銀座もどきにはアーケード街が多い(調査をしたわけではない勝手な推論だが)ようだが、本家本元の東京銀座にはアーケードなんてない。

さすが尾久銀座である。

雨の降らない日は(雨の日に通過したことがないが)、どの店も、公道に大きく張り出して商品を並べ商売をしている。

たくましいのだ(このたくましさは東京銀座にはない)。

道路交通法違反などと訴える人もいないし、訴えられても警察も困るだろう。

魚屋と八百屋が隣り合っていて、いつもはそこも比較的賑わっている。今日は魚屋がお休みらしく、また上述の店に客をとられたか、人だかりはほとんどなさそうだ。

ところがである。

今日は魚屋の前も、八百屋に変身しているではないか。しかも、全面的にではなく、占拠といわれない程度の按配のよさである。公道であるから誰にも所有権はなく、文句のつけようもないはずだが・・

しかし、やっぱり、自分の門前は自分のものという縄張り意識はあるのだろう。

それでも、恐らくは魚屋は八百屋に文句を言ったりしないのだろう。今度八百屋が休業のとき、魚屋の店先がどのように広がっているかが楽しみだ。

そう、お互いに利用しあったほうがハッピーなのである。

鮎は石についたコケなどを餌とし、比較的広い縄張りを持っているが、個体数が多くなると、縄張り行動(侵入者への威嚇)をしなくなるのだそうだ。

侵入者が多くなると、威嚇行動に追われ、餌をとるひまがなくなってしまうというのがその理由(単なる理由付けであるが)らしい。

いやはや、たくましくも合理的な尾久銀座でありました。

法則その3 尾久銀座の活力

高齢者の多いこの地域であるが、なんと、若者が経営する、若者向けの衣料・雑貨やさんが新しく開店したようだ。

よく見ると、この界隈は、若いアジア人や、子供連れの家族も多いのである。

しかも、子供づれの家族に一人っ子はほとんどいない。若いお母さんは、下の子を抱きかかえ、2番目の手を引いいて、走り回る上の子を怒鳴り散らしている。これが標準の家族の姿である。

世界経済を牽引する新興国のように、この地は活力を取り戻すのであろうか

楽しみである。

今日もまた、透析医療や患者さんのためのホスピタリティーには関係のないことをつぶやいてしまった。

またそのうちに、乞うご期待!

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