田端駅前クリニックスタッフのブログ

透析医療は誰のためにあるのか?

 

たまには、真面目な話を一席。

 

最近患者さんのライフスタイルに合わせて、様々な透析の方法がいくつかのクリニックで導入されています。

 

例えば、田端駅前クリニックは、東京の山手線内でもっとも夜遅くまで夜間透析を行っている透析施設です。

 

夜間透析をうたっている施設は徐々に増えてきましたが、先鞭をつけたのは田端駅前クリニックだと自負しています。

 

透析施設の検索サイト、透析患者.comでは夜間透析専門の透析施設検索が出来ますから確認してみてください。

http://www.tosekikanjya.com/

 

夜間透析に加え、在宅血液透析や深夜寝ている間に透析を行う、オーバーナイト透析等も、未だに件数は少ないですが、増加してきています。

 

田端駅前クリニックが夜間透析を始めようとした理由は、

当時夜間の透析をしてくれる透析医療機関がなく、

そのために、仕事を持っている患者さんは、

透析開始とともに、

仕事をやめたり、

あるいは透析日には仕事を休んだり、

早退したり、

といった患者さんにとっては不便且つ不利益な事態を解消しよう

と考えたからです。

 

患者さん中心の医療とは何か?

 

透析医療機関側の当時の考え方は、

夜間に透析を行うと、

スタッフの給与の夜間割増をしなければならず、

利益を圧迫するという理由や、

職員が集まらない、

単純に医師が大変だからといった、

医療機関側の都合に依るところが多かったと記憶しています。

しかし、

近年患者さんのライフスタイルに合わせようとする透析クリニックが増え、ラ

イフスタイルに合った透析が可能になってきたというのは

非常に良いことだと思います。

先日、病院でもオーバーナイト透析の取り組みが始まったと ニュースにもなっていました。

http://prw.kyodonews.jp/prs/release/201410014237/

これまで医療機関は、患者さんを一つの集団とみなし、

取り扱ってきましたが、

患者さん個人個人に合わせた透析をすることが出来る時代の到来

です。

 

このような環境はとても素晴らしいと思います。

 

東京の奥座敷はなぜ凋落したのか?

 

その昔、日本が高度成長時代の頃、我が国の多くの企業は「イケイケドンドン」で成長に次ぐ成長という時代を迎えていました。

 

この時代は、慰安旅行といえば東京で言えば奥座敷と言われた、熱海でした。

 

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熱海のホテルは、会社の宴会を受け入れるために、

大規模で大きな宴会場を備え、企業の需要に応えました。

 

ところが時代が変わりました。

 

日本は不景気を迎え、東京の奥座敷といわれた、

熱海のホテルは企業の宴会や会議の需要が激減し、

多くが赤字に陥りました。中には売りに出しり、倒産したホテル

もあります。

しかし、その一方で

個人の旅行客のニーズは、

大規模宴会場を備えた観光ホテルではなく、

小さくても個性的な旅館やホテル、個人にとって融通がきく、

ホスピタリティの高い旅館・ホテルが人気となりました。

 

旧態依然とした、東京の奥座敷の熱海の観光ホテルは、凋落の一途をたどりました。

 

サービスの原点を忘れないよう戒める

 

この例を少し客観的に眺めると、このようなことではないでしょうか?

これまでは、

お客さんを集団として扱ってきた→企業ニーズが激減

→時代とともに、

お客さん一人一人に対応する事が求められるようになってきた。

 

考えるな!巨人の教えを受け入れてみる。

 

経営学の巨人である、P.ドラッカーはその著書の中で、

「組織はニーズからスタートしなければならない」

とニーズの存在を何度も説いています。

 

先ほどの例で言えば、ニーズが変化してきているのに、

ホテルや旅館はそれに対応することができなかったというケース

でしょう。

 

私たちは巨人の教えを信じて透析医療機関として、患者さんのニ

ーズに対応することを第一義としています。

 

例えば、田端駅前クリニックでは夜間透析に加えて、

ビジネスマンの方が東京に来るときのために積極的に臨時透析を

打ち出しています。

 

また、東京駅から近い透析クリニックという場所柄、

透析患者さんが東京や関東圏に旅行するときの臨時透析も積極的

に受け入れています。

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その結果ですが、臨時透析の患者さんが飛躍的に増加してきています。

 

そのエリアは何と、北は北海道から沖縄まで。この広さに改めて驚きました。

 

ニーズに対応するということは、こういうことなのだと改めて思いました。

 

私たちのクリニックがどこまでお客さんのニーズに対応できるか判りません。

 

私たちは万能ではありませんし、私たちは卓越しているわけでもありません。

 

しかし、私たちが他の透析クリニックと違うのは

皆が情熱を持っていることでしょう。

 

私たちは、チャレンジすることによってのみ、存在意義を示すことができると考えています。

 

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